N. (エヌ) 2017年8月号

N. (エヌ) 2017年8月号 の詳細

今号の巻頭特集は、「プロファイルに通じてモデルを極めよう！私鉄大手16社を識(し)る」。こりゃまた長い特集名だが、普段17頁位のところ、表紙にもあるとおり27頁！東西大手私鉄の特急から通勤電車、往年の名車から最新型まで幅広く解説。27頁といっても16社もあるから少々駆け足ぎみ。東西分割して2回に分けても良かったかも。特集が増頁の分、他が手薄かと言えば「定番企画もガッツリ掲載!!」ともあるので、さっそく見ていこう。車両解説の『名車探訪』は「JR東日本のオール2階建て新幹線E1系・E4系」でカラー10頁。実車と模型について詳しく解説。E4系のKATO×TOMIXのディテール比較もあり。製品関係では、まず『Newcomer模型の見かた』が、リニューアル発売されたKATOのJR東海ワイドビューキハ85系、製品は4両基本セット、5両増結セットからなり、後者には新規製作の全室グリーンの非貫通先頭車のキロ85が入る。ちなみに記事中の両セットの写真と説明文を取り違えている。さらに、一緒に走らせたい車両としてキハ40系とキハ58系も取り間違えている。キハ85系に続くのは、京王8000系で相次いで発売されたMICROACE製とGM製の比較記事となっている。『BLOG Magazine』は「これも9mmゲージだぞ！」ということで9mmナローの巻。『模型細評』はKATOの実車がリニューアルされたJR西日本サンダーバード683系、製品は基本6両編成と増結3両編成からなる。『貨車雑考』は貨車の救援車エ1形。『小型機関車の世界』は「富士重工TMC100」である。「TMC100？そんな機関車って…？」と思った方には動力付のこちらやアクセサリーに特化したこちらを見て欲しい。静岡ホビーショーで発表された新製品紹介の頁もあるが、ここも誤植が多くて興ざめ。工作関係は、『金属キット製作』が、ワールド工芸の国産初のアプト式電機ED40。『プラキット製作』はGMの近鉄2610系の組立て。『Junk活用術』は、KATOの旧103系をレストア。『エヌ工房』は鉄コレ 流鉄5000形の黄緑色『若葉号』を塗替えて赤色『あかぎ号』に。『藤富郷の模型日和』はサロ212とクハ211を切り継いで415系の2階建て先頭車クハ415 1900番台を作る。レイアウト系は、『組立式レイアウト』が６分割のレイアウト「詰所等鉄道関連施設が建ち並ぶコーナーモジュール」、『箱庭鉄道』はコレクションボックス(＝箱)内に作り込む「単線車庫と洗浄台のある車両基地」の情景。『シーナリー研究会』はJR四国の単線非電化高架駅である内子駅。