英文収録 おくのほそ道 (講談社学術文庫)本無料ダウンロード

英文収録 おくのほそ道 (講談社学術文庫)

松尾 芭蕉 / 本

英文収録 おくのほそ道 (講談社学術文庫)本無料ダウンロード - 松尾 芭蕉による英文収録 おくのほそ道 (講談社学術文庫)は講談社 (2007/4/11)によって公開されました。 これには176ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、7人の読者から4.7の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。

英文収録 おくのほそ道 (講談社学術文庫) の詳細

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タイトル : 英文収録 おくのほそ道 (講談社学術文庫)
作者 : 松尾 芭蕉
ISBN-104061598147
発売日2007/4/11
カテゴリー本
ファイルサイズ19.39 (現在のサーバー速度は25.06 Mbpsです
英文収録 おくのほそ道 (講談社学術文庫)本無料ダウンロード - 内容紹介 元禄2年、曾良を伴い、奥羽・北陸の歌枕を訪(おとな)い綴った『おくのほそ道』は日本文学史に燦然と輝く傑作である。簡潔で磨き抜かれた芸術性の高い文章、円熟した境地。私たち誰でもが馴染み親しむ数多くの名句も鏤(ちりば)められ、「わび」「さび」「かるみ」などの詩情が詠出される。日本人の心の文学は英語ではどのように表現されるのか。日本文学に造詣の深いキーン氏の訳で芭蕉の名作を読む。(講談社学術文庫)ドナルド・キーン氏の英訳で芭蕉の名文を読む元禄2年、曾良を伴い、奥羽・北陸の歌枕を訪(おとな)い綴った『おくのほそ道』は日本文学史に燦然と輝く傑作である。簡潔で磨き抜かれた芸術性の高い文章、円熟した境地。私たち誰でもが馴染み親しむ数多くの名句も鏤(ちりば)められ、「わび」「さび」「かるみ」などの詩情が詠出される。日本人の心の文学は英語ではどのように表現されるのか。日本文学に造詣の深いキーン氏の訳で芭蕉の名作を読む。芭蕉は『おくのほそ道』の創造過程において、自らの芸術のためにはありとあらゆる形で正真正銘の事実に脚色を加えたのである。もう1つの例を挙げてみよう。芭蕉は「路ふみたがえて、石の巻といふ湊に出」と書いたが、別に道に迷った訳ではなく、石巻の金持ちに招待されたのである。また、相当に良い家に泊まっただろうが、この事実をも隠した。芭蕉は現在でも石巻では嫌われているそうである。―― 内容(「BOOK」データベースより) 元禄二年、曾良を伴い、奥羽・北陸の歌枕を訪い綴った『おくのほそ道』は日本文学史に燦然と輝く傑作である。簡潔で磨き抜かれた芸術性の高い文章、円熟した境地。私たち誰でもが馴染み親しむ数多くの名句も鏤められ、「わび」「さび」「かるみ」などの詩情が詠出される。日本人の心の文学は英語ではどのように表現されるのか。日本文学に造詣の深いキーン氏の訳で芭蕉の名作を読む。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 松尾/芭蕉 正保元年‐元禄7年(1644‐94)。江戸前期の俳諧師。「わび」「さび」の美意識を創出し、蕉風を樹立 キーン,ドナルド 1922年ニューヨーク市生まれ。コロンビア大学卒業。コロンビア大学東洋学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ドナルド・キーン氏は「学術文庫刊行に当たって」の中でロバート・フロストの言葉「詩の翻訳によって失われるものは、その詩自体である」を引いている。『海潮音』に収められたカール・ブッセの詩「山のあなたの空遠く……」は、日本では上田敏の名訳で人口に膾炙しているが、本国ドイツでは今はほとんど知る人はいないそうである。また于武陵の漢詩『勧酒』は、原文を読んだことのない人でも、井伏鱒二の訳「ハナニアラシノタトヘモアルゾ / 「サヨナラ」ダケガ人生ダ」(『厄除け詩集』)は知っているだろう。これらは翻訳によって或る詩が日本人に受け入れられた例である。しかし残念ながら大抵の場合、詩は、フロストの云うように、翻訳によってその良さの大半を失い、なかなか外国人には受け入れられないもののように思われる。それは何故かというと、誰でも分かっていることだが、詩は単に意味を伝えようとするのではなく、韻律と音調とが意味以上に重大な役割を果たしているからであり、それらを理解するためには原文で読むしかなく、それを真に味わうためにはその言語を母語と同程度に身につけていなくてはならないからだ。日本の詩の基本に七と五のリズムがある。「山のあなたの空遠く」にせよ「ハナニアラシノタトヘモアルゾ」にせよこのリズムが使われている。私達日本人がこれらを自分たちの詩として受け入れたのはそのためだろう。芭蕉の最高傑作と云われる『おくのほそ道』の翻訳でドナルド・キーン氏は、五七五のリズムで成り立つ、世界で最も短い形式の詩、俳句の英訳にどう臨んだのだろう、そんな興味を持ってこの本を読んだ。Even a thatched hut / May change with the dweller / Into a doll’s house. <音節>4(even を2音節と取れば5)・6・5<強弱>強(弱)弱強強、弱強弱弱強弱、弱強弱強強 (草の戸も住み替はる代ぞひなの家)Spring is passing by! / Birds are weeping and the eyes / Of fish fill with tears. <音節>5・7・5<強弱>強弱強弱強強弱強弱弱弱強弱強強弱強 (行く春や鳥啼き魚の目は泪)How awe-inspiring! / On the green leaves, the young leaves / The light of the sun. <音節>5・7・5<強弱>弱強弱強弱弱弱強強弱強強弱強弱弱強 (あらたふと青葉若葉の日の光)これは最初の3句。全ての句をこのように調べたわけではないが、印象としては、キーン氏が出来るだけ五七五に近づけようとしているのが判る。しかし強弱に関しては一定の原理はないようだ。気に入った翻訳を2つ挙げてみる。Have the rains of spring / Spared you from their onslaught, / Shining Hall of Gold? (五月雨の降りのこしてや光堂)Shake, oh grave mound / Show you hear my weeping voice / In the autumn wind.(塚も動け我が泣く声は秋の風)素晴らしい翻訳だと思う。キーン氏の御苦労がよく解る。が、残念ながら、全体としてはやはり元の芭蕉の句の方が数段勝っているというのが私の正直な感想である。フロストの言葉は真実をついているようだ。なお、俳句以外の箇所の翻訳に関しては本当に頭の下がる思いがした。生まれながらの日本人のくせによく理解できない文が、キーン氏の翻訳によって目から鱗が落ちるように理解できる。これは、日本語が主語を明示しなくとも成り立つ(それゆえ曖昧になる危険を孕む)のに対し、英語では必ず主語をたてる(それゆえ明晰になる)という事情にもよるのだろう。(その良い例が三九「山中」の段。本屋で立ち読みしてみてください。云いたいことが解っていただけると思います。)またイサーン太郎氏がレビューで言及されている「芭蕉における即興と改作」という小論はとても面白いもので、これを読めただけでもこの本を買った甲斐があったと思う。追記、誤植について。p.67 (注)49 「芭蕉は」とあるがこれは「花山の法王は」の間違い。キーン氏の英文では ‘He’ となっている。どなたかが日本語にするとき誤訳なされたものと思われる。p.135 下から9行目 It must be because dew was just as heavy in the old days than the poet wrote, . . . の than は that の間違い。p.109 下から6行目 . . . , taking in a room one removed from ours . . .の room と one との間にコンマ( , )が必要。

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